質草と言えば、質屋で借金をする時に担保として預ける品物のことです。
貴金属や高級ブランドのカバンなど、誰から見ても価値の高い品物でなければなりません。
ところで、質草を以前は「質種」と書いたそうです。
読み方は今と同じ「しちぐさ」です。
「種」には、色々な物と言う意味があります。
質屋に預ける品物は、様々ですので、「種」と言う字が使われていたようです。
また、「種」には、成長する、育つ、増えると言う意味もあるそうです。
質屋の利息も、時間の経過とともに育ってしまいます。
つまり、預け入れの期間が長くなれば長くなるほど、利息が高くなってしまうのです。
質屋に預ける品物を呼ぶ「質草」は独特の言葉です。
そしてかつては「種」の漢字に、質屋のシステムが凝縮して表現されていたことが分かります。
そして、使われる漢字が変わった現在も、基本的には同じシステムのまま、たくさんの人を窮地から救っているのです。
質屋は、ちょっと生活に困った時に気軽に利用できます。
PR
COMMENT